ショーペンハウアー「読書について」_読書から普遍的歴史へ
重要なのは,私たちの行為の積み重ねが歴史を作るという過程を,世界の歴史が作られる論理的な必然性として描き出そうとしている点だ.
これこそが,本書を単なる世俗批判の書籍ではなく,歴史的哲学書たらしめる所以だろう.
重要なのは,私たちの行為の積み重ねが歴史を作るという過程を,世界の歴史が作られる論理的な必然性として描き出そうとしている点だ.
これこそが,本書を単なる世俗批判の書籍ではなく,歴史的哲学書たらしめる所以だろう.
かつて社会を先導する役目を追っていた知識人は,特権階級として嘲笑される存在になったのか.アメリカの反知性主義を手がかりに,インテリゲンツィアのあり得べき姿を考える.
短い論文ながら,理性と自由を世界史的プロジェクトへと昇華したカントの著作.啓蒙のプロジェクトは,果たしてその役割を終えたのか?その魅力と現代の意義をもう一度考える.
「きっとかれは正しいのだろう。
あまり感傷的になっても仕方がないし、犬は茶色がいちばん丈夫というのはたぶん本当なんだろう。」空気を読むことの意味.寓話から読み取る全体主義への警鐘.
経済という成長という希望と解放のの物語は,「必要」からやがて「脅迫的義務」へと変化する.人口減少や資源の有限性は,私たちに別の経済社会の在り方を訴えてはいないか.
イノベーションを初めとする経済成長戦略は,果たして人類を幸福にするのか.技術革新の人類史から振り返る,我々の社会のネガティブとポジティブ.
日本の税金は本当に高い?資本主義が格差の拡大を前提とした仕組みであるとしたら,税は何のための義務なのか.日本の税法から考える.
かつて神経症と言われていた不登校は,フリースクール等の新たな選択肢により社会に受け入れられたかにも見える.「ダイバーシティ」,「多様性」は子どもたちを幸せにするのか.